以前,特別定額給付金や持続化給付金について記事にしましたが,2020年7月14日9時より家賃支援給付金の申請が始まりました。今回は家賃支援給付金を申請してみました。因みに持続化給付金よりも入力項目は多いですので,9時10分から申請を開始して,9時25分完了と15分ほどかかりました。詳細は後述します。なお,書類の不備があったり,却下されたり,無事に入金された場合はこのエントリに追記します。
家賃支援給付金は,持続化給付金と同様に個人事業者や中小企業の持続化を支援する目的の給付金です。よって,資本金10億円未満の中小企業等やフリーランスを含む個人事業者が支給対象となります。給付金額は中小企業が最大600万円,個人事業者が最大300万円となります。
私の場合は自宅が主な仕事場ですが,それ以外に事務所として表示している住所もあります。ただ,どちらも分譲マンションのため対象とはなりません。因みに後者は事務所の住所とはなっているものの,実質的には倉庫としての使用がメインで,「我が家のマスク事情と各種備蓄状況」の記事で書いた備蓄品もこちらにあります。
では何の家賃で申請したかというと,仕事で使っている倉庫の賃料です。オフィスビル内にある3畳ほどの区画で,およそ月5万円の賃料です。こちらには出版事業の在庫や音楽業務で使用する機材などを置いています。仮に5万円で計算した場合,給付金額は20万円となります。
家賃支援給付金の申請方法
家賃支援給付金の公式サイトから申請します。また,申請サポート会場もあるそうなので,PCやスマートフォンが使えない人はそちらでの申請になると思います。他の給付金と同様に偽サイトや詐欺にご注意ください。
申請書類は持続化給付金より多く,私の場合は3つ増えて8種類となりました。誓約書以外は事前に準備していました。
- e-Taxの受信通知
→ e-Tax受付システムのメール詳細のスクリーンショット - 確定申告書第一表
→ e-Taxで出力されたPDFのスクリーンショット - 2020年分の対象とする月の売上台帳等
→ 会計ソフトや表計算ソフトの該当箇所のスクリーンショット - 通帳の写し
→ 紙の通帳やオンライン口座の口座情報画面のスクリーンショット - 本人確認書類
→ 運転免許証や個人番号カード(オモテ面)の写真
以上は持続化給付金で使用したものと同様のものです。基準月が異なる売上台帳以外は同じものを使いました。
- 誓約書
→ 公式サイトよりダウンロードして自署 - 賃貸借契約書
- 家賃の支払い実績
→ 紙の通帳やオンライン口座のスクリーンショット
以上は追加で用意したものです。私の場合は最小限だと思いますが,賃貸借契約書がなかったり,名義が異なったりとイレギュラーな要素のある人は必要書類も増えます。
また,今回は売上台帳・賃貸借契約書・家賃の支払い実績などの指定箇所にマーキングが必要となります。審査を迅速化するためですね。個人事業者であれば申請要領の52頁あたりから記載があります。
入力項目は持続化給付金よりも多く,賃貸人や賃借人の情報も個別に入力する必要があるため,申請には15分ほどかかりました。申請受付開始直後でしたが,特にエラーもなくスムーズに完了しました。持続化給付金と同様にUIは今ふうのものですので,使いやすいと思います。