とつぜん温熱蕁麻疹(じんましん)・コリン性蕁麻疹の症状が出る!

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最近,温熱蕁麻疹(じんましん)またはコリン性蕁麻疹と思われる症状が現れました。

温熱蕁麻疹というのは,大雑把に言えば,体温が上昇(皮膚や体表面の温度が上昇)することで生じる蕁麻疹です。他にはコリン性蕁麻疹なんかも考えられるでしょうか。こちらは発汗に起因するものです。

息子の場合,発疹が出るのは主に顔で,額,頬,そして瞼によく出るようです。特に瞼は狭い範囲に集中して出てくるように見えました。また手の一部にも出ているようです。大きさについては下記の説明で「粟粒大から小豆大」とありますが,それよりも小さいものが多く,2~3mmくらいのものが大半でしょうか。

「皮疹は粟粒大から小豆大までの癒合傾向のない膨疹ないし紅斑」「皮疹は痒みを伴うことが多い」「皮疹は出現後数分から2時間以内に消退することが多い」という説明からコリン性蕁麻疹がかなり近い症状に思えます。

物理性蕁麻疹
皮膚表面の機械的擦過,寒冷曝露,日光照射,温熱負荷,圧迫,水との接触,振動のいずれかにより生じる蕁麻疹を総称して物理性蕁麻疹と呼ぶ.刺激の種類により各々機械性蕁麻疹,寒冷蕁麻疹,日光蕁麻疹,温熱蕁麻疹,遅延性圧蕁麻疹,水蕁麻疹,振動蕁麻疹(誘発される皮疹が深部浮腫の場合は振動血管性浮腫)と呼ぶ.

コリン性蕁麻疹
入浴,運動,精神的緊張など,発汗ないし発汗を促す刺激が加わった時に生じる.小児から30歳代前半までの成人に好発し,皮疹は粟粒大から小豆大までの癒合傾向のない膨疹ないし紅斑で,膨疹は直径数センチメートルまでの紅斑に囲まれることもある.これらの皮疹は痒みを伴うことが多いがピリピリした痛みのこともある.皮疹は出現後数分から2時間以内に消退することが多いが,眼瞼,口唇に血管性浮腫を伴うこともある.

日本皮膚科学会雑誌第121巻第7号 蕁麻疹診療ガイドラインより

先月下旬くらいからお風呂上がりに痒がることがあり,お風呂で洗ったばかりなのでおかしいなと感じていました。後頭部なんかはよく汗をかくので,あせもが原因の可能性もありますが,そのうち顔にぷつぷつと発疹ができるようになりました。

すぐに治ったのでそれほど気にしていなかったのですが,とある理由(後日記事にします)から歯磨きを嫌がった際,同じような発疹が突然顔に出てきたため,上述のような蕁麻疹を疑いました。

お風呂上がりよりも,泣いたりぐずったりして興奮すると発疹が出やすいようです。目で見てはっきりと分かるくらいの発疹が顔などに出てくるのですが,興奮状態が醒めて落ち着くと,すっと消えます。かなりかゆみはあるようです。

歯磨きを嫌がった時もその後すぐにベッドは入ったのですが,その頃にはもう消えていました。発疹が出てからほんの数分の出来事です。

お風呂は35度のぬるめの設定でシャワーを使うようにしたところ,お風呂上がりのかゆみは改善されたようです。あとは興奮させないように気をつけるのと,真夏に体温が上昇した際にどうなるかといったところでしょうか。

(追記)
真夏でも特に症状が悪化するということはありませんでした。外気温が高くなって体温(特に体表面の温度)が多少高くなったとしても,あるいは暑さで多量に汗をかいたとしても,息子の場合は影響がないようです。ただ,相変わらず泣いたりして興奮すると顔などにポツポツと発疹が現れます。

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