「はじめての動物園【その1】」では,いくつかピックアップした動物園の中から上野動物園へ行くことに決まったところまで書きましたので,今回は実際に上野動物園へ行った時の話になります。
駐車場で記念撮影
当日は土曜日でしたので,ある程度の混雑は覚悟しつつ,開園時間の9時半から10時を目指して行くことになりました。電車でも近いのですが,まだ電車は不安なのでいつも通り車です。
駐車場は上野公園第1駐車場(東京都台東区上野公園6)で10時ちょうどくらいに入りました。何と1台しか停まっておらず,予想していた混雑はありませんでした。手帳が使える旨の看板が入口にありましたので,提示して入りました。
駐車場に入る直前に息子が「ロケット!ロケット!」と言っていたのですが,私の位置からはよく分かりませんでした。車から降りて見ると,駐車場の目の前に国立科学博物館のロケット発射台がありました。せっかくなので記念撮影しました。写真撮影の時はポーズをとってカメラのほうを向く,というのは問題なくできるようになりました。
連続で食べる!
表門から入場するとまずジャイアントパンダですが,シャンシャンの影響で一般の人が入れる場所が制限されていたようです。シャンシャンは抽選に当たった人しか見られないようでしたので,パンダは素通りとなりました。
園内はガラガラで人は少なかったので,とりあえず息子が行きたい方向に行くことにしました。ジャイアントパンダを過ぎるとゾウが見えますが,なぜか息子は近づこうとしませんでした。大きいから怖かったのか,あるいは興味がなかったのか,結局近くでゾウを見ることはありませんでした。
しばらく歩くとバードソングという店が見えました。ソフトクリームの置物が見えたので息子はそちらへ行きたくて仕方がないようでした。外はかなり寒かったですが「パンダちゃんソフト」というチョコパフェを注文しました。寒い中,喜んで食べていました。10時40分。
バードソングのすぐ横にはピザの店(トラック)があり,パフェを食べ終えた息子はこちらでソーセージを食べました。大きさもあり脂したたる本格的なソーセージといった感じです。10時50分。
さらにここから少し歩いたところにまた売店があり,そちらではフランクフルトを食べました。直前にソーセージを食べたばかりなのにまた似たようなものを食べたがりました。こちらは脂のしたたらない皮の赤いよくあるフランクフルトです。11時。
バードソングとピザ屋は藤棚休憩所の西側,フランクフルトの売店は東側に位置しているようです。結局,息子は連続して3箇所で食べたことになります。
動物を見る!
水族館では自分でどんどん水槽を見ていくのですが,動物はさほど興味がないのか,意外と見てくれません。「動物園いきたい」と言っていたのですが,やはり水族館のほうが面白いようです。
それでもクマやトラはかなり喜んで見ていました。一番長く見ていたのは「はじめての動物園【その1】」のアイキャッチ画像に使用したオグロプレーリードッグです。20分くらいは見ていたでしょうか。
最近の傾向として「小さくてかわいい」ものが好きなようです。あるいは「小さい」ものを「かわいい」と表現することも多いです。
結局,東園できちんと見たのはオグロプレーリードッグ・ホッキョクグマ・クマ・トラでした。ライオンも少しだけ見ました。
そのうち「ペンギン!ペンギン!」と言い出したので,西園へ移動することになりました。西園への移動はモノレールを使用しました。15分待ちくらいだったでしょうか。ぐずることなく待つことができました。乗る際にモノレールの絵ハガキとパンダコパンダのカードサイズカレンダーをもらいました。12時30分。
因みに『パンダコパンダ』はスタジオジブリ設立前の高畑勲氏や宮崎駿氏によって制作された中編アニメーションで,『となりのトトロ』の原型になったとも言われるような作品です。息子が2歳の時にかなり気に入って何度も観ていました。パンちゃんのぬいぐるみ,トートバックとポーチが付録のムックなども購入しましたね。手元にはVHSとDVD(確か20年近く前に購入した旧版)があるのですが,2015年に新しい仕様のDVDが発売されているそうです。画質も向上しているようなので,そのうち手に入れたいですね。
話が逸れてしましましたが,モノレールはごきげんで乗っていました。東園で降りて目の前がペンギンなのですが,すぐ横にはプチカメレオンというギフトショップがあり,そちらが気になってしまい,爬虫類のフィギュアなどを手に取っていました。結局ペンギンはほとんど見ませんでした。
カンガルーとオオカミはほぼ素通りで,小獣館に入りました。外が寒いこともあって中はかなり人がいました。目玉はハダカデバネズミでしょうか。独特な外見にかなり惹かれたようで喜んで見ていました。他にはアルマジロ・コウモリ・モモンガなんかも見ていました。やはり大きい動物よりも小さい動物が好きなようです。
実は昨年の秋くらいから「好きな動物はなに?」と訊くと,「キリン」と返答します。あまりキリンが好きというエピソードはないので何となくそう答えている感じなんでしょうか。先月あたりにYouTubeで猫のハプニング動画を見て大喜びしており,その時は「猫」と答えていましたが,その後は再び「キリン」と答えることが多かったです。本記事を投稿する直前に再度訊ねてみたところ,「ちっちゃいの,赤ちゃん」と返答しました。本当の好みと返答が一致したことになります。具体的な動物名は答えませんでしたが,「ちっちゃくてかわいいもの」全般が好きであるという点は的を射ていると言えます。
小獣館を出た後はシマウマ・カバ・サイ・キリンとメジャーな動物が続くのですが,飽きてきたのかぐずり始め,結局まったく見ませんでした。前述のようにキリンが好きと返答するのでアニアのアミメキリン子どものフィギュアを事前に購入して,キリンの前でそれを渡したのですが,キリンもまったく見ようとしませんでした。少し残念ですね。
キリンの前に着いたのが13時10分でお昼も過ぎていたため,キリンの目の前にある西園食堂で食事でもしようと思ったのですが,ぐずって入りたがりません。
最後に両生爬虫類館に寄りましたが,こちらもかなり嫌がりました。本来であればカエル・カメ・トカゲなど大好きなのですが,もう気分的に嫌になってしまったのか,奥に行こうとするのを激しく嫌がったので断念しました。
帰宅の途へ
仕方がないので帰宅することになり,東園に戻るために再びモノレールに乗りましたが,こちらは機嫌よくしていられました。東園で降りてからは先程のような激しいぐずりはなくなり,普通に歩いて駐車場まで戻ることができました。途中,牛タン串の販売車などを見かけました。
当初の予定では調子が良ければ動物園の後に周辺のレストランで食事をして,さらに国立科学博物館に寄ろうと考えていたのですが,残念ながら今回は気分の波が激しかったようです。
車に乗って駐車場から出た直後にスカイツリーが見えたのですが「またいきたいねー」と言っていました。昨年の7月と8月に2回行ったのを憶えていたのだと思います(記事:【その1】,【その2】)。
息子の機嫌も持ち直したのでどこかレストランにでも寄ろうと思いましたが,間も無く眠ってしまいました。ひょっとしたら眠くてぐずっていたのもあるのかもしれません。息子は朝に連続で食べましたし,寝たままベビーカーに乗せてショッピングモールで食事することにしました。近場のショッピングモールを探し,駐車場で降りようとしたところで目を覚ましてしまいました。結局ショッピングモールのおもちゃ売り場で一通り遊んで,フードコートで食べて帰宅ということになりました。
まとめ
事前にかなり「動物園いきたい」と言っていたので,喜んで見てくれるかと思ったのですが,意外とそうでもありませんでした。水族館では自分からどんどん動いていくので,水族館ほどの面白さは感じられなかったのかもしれません。あるいはたまたま気分的に乗らなかっただけかもしれません。その後,遠足で「はじめての動物園【その1】」でも挙げた千葉市動物公園へ行ったそうなのですが,それなりに楽しんでいたそうです。
ディズニーシーのエレクトリックレールウェイ(記事)もそうですが,電車やモノレールは乗る機会がほとんどないので,楽しいようでした。
上野動物園へ行ったのは1月初旬で,まだまだ寒さもあったため,使い捨てカイロが役立つのではないかと思い事前に用意しておきました。やはり手が相当冷たくなるのでカイロは大活躍でした。もし寒い時期に外を移動する動物園などに行く場合はあって損はないです。もちろん手袋を嫌がらなければそちらのほうが良いとは思いますが。
上野動物園は私が小さい頃にも行ったと思うのですが,自分の頭の中にあるイメージとまったく異なる場所でした。自分の記憶によるものなのか,昔の文献に掲載された写真によるものなのか,あるいは勝手に作り出したものなのか,例えばゾウは人よりもかなり下に位置し,コンクリートで囲まれた場所にいるようなイメージでした。実際に昔はそのような体裁で,その後改装された可能性はありますが。
また,周囲のマンションや住宅が見えるのも想像と異なっていました。もう少し住宅街とは隔離されて外が見えないような敷地になっているのかと思っていました。例えばキリンの後ろはマンンションですね。
というわけで,しばらく動物園はお休みで水族館をメインに連れて行きたいですね。まだサンシャインの水族館には行ってませんし,夏はスカイツリーの大昆虫展が楽しみです。
- はじめての動物園【その1】 — 東京近くにはどんな動物園がある?
- はじめての動物園【その2】 — 上野動物園へ行ってきた!