実は私はあとから知ったのですが,先日,初めての手術をしたそうです。手術したことを知らなかったくらいなので,それほど深刻なものではありませんでした。
以前から唇?に水膨れのようなものができていたそうで,一般的な口内炎なら1~2週間もあれば消えるでしょうが,これはなかなか消えなかったそうです。粘液嚢胞ではないかと思い口腔外科で診察したところ,まさにその通りだったようです。
粘液嚢胞は自然に治ることは少なく,再発することも多いそうです。特に深刻な疾患というわけではないようですが,気にして触ったりすることも多かったそうなので除去を検討しました。粘液嚢胞そのものに痛みはないですが,それを気にして汚れた指で唇や口内を触るのは良くないですし,食事や歯磨きの際に邪魔になったり,集中力やストレスへの影響も懸念されます。
事前に決めておけば病院で悩む必要はないですから,粘液嚢胞だった場合に手術を実施するかどうか息子に確認し,手術したいとの意思だったようです。
手術は局所麻酔を使い,原因となっている小唾液腺を含めて摘出します。息子は2針縫ったそうです。縫合は初めての経験ですね。
因みに,麻酔については5歳5か月の時に全身麻酔で歯の治療を行ないました。以下の記事で詳しく書いていますので,興味のある方はぜひご覧になってください。
全身麻酔で歯を治療しました!この時は局所麻酔で起きたままで治療するのは難しいということで全身麻酔になりましたが,現在(まもなく11歳)は問題なくできるまでに成長しました。
手術も怖がることなく余裕も見られたそうで,摘出時は「今やってるの?」と訊いたり,縫合時は「玉留めしてるの?」とジョークを言えるほどだったようです。
粘液嚢胞は10~20歳がピークだそうで,再発しないことを期待したいですね。