GPS BoT導入!息子の現在位置を把握する

GPS BoT

以前から息子の居場所を把握する手段としてGPSの必要性は感じていたのですが,保育園の時はスタッフがほとんどの場面で付き添っていましたので,それほど心配はしていませんでした。

小学校はそういうわけにはいかず,休み時間なども息子一人で外(校庭)に出るそうなので,入学後すぐにGPSの導入を検討し始めました。因みに「保育園卒園&小学校入学」で書きましたが,小学校初日の登校直後に自分でどんどん2階へ上がってしまい,3年生の教室で発見されたそうです。保育園の説明会でも同じようなことがありましたし(記事),短時間の迷子も2回ほどありました。

こんなGPSが欲しかった

私の考えるもっとも理想的なカタチは,靴にGPS受信機が埋め込まれているというものです。10年以上前だったでしょうか,私も使っていたのですが,ナイキのランニングシューズに受信機を入れてiPodと連動させるという製品(Nike + iPod Sport Kit)がありました。左足の中敷の下にくぼみがあり,そこに受信機を入れて使用します。ああいったイメージですね。

息子の場合,靴を履かないで外に出るということはなさそうですので,迷子になるとしても必ず身に付けているものだと考えられます。一方でランドセルやリュックの類は,一度学校で置いてしまえば帰宅時までは触らないでしょうから迷子の時に持っていない可能性も高いです。

前述のように,例えば休み時間に一人で校庭に出てそのまま校外へ行ってしまった場合,確実に靴は履いていますがランドセルは持っていないので,靴にGPS受信機がなければ探せないということになります。

そんなわけで靴にGPS受信機を設置できるものがないか探したのですが,残念ながらありませんでした。海外のクラウドファンディングで GPS Shoes for Kids というものがありましたが,確か成立していなかったと思います。意外と需要がないのかもしれないですね。

思うに,知的障害などで理解力が劣るというのでなければ,GPS機能の付いたスマートフォンなりを持たせれば良いだけの話ですし,子どもの場合,走ったり飛び跳ねたりする機会も多く,あるいは水たまりなどに入ってしまうこともあると思うので,耐久性を確保しにくいというのもあるのかもしれません。

最初は自分で作ることも考えたのですが,ナイキのように靴底に埋め込むとなると靴のサイズが変わるたびに作り直さなければならないので,結局諦めて既存のサービスを検討することにしました。

意外と少ないGPSサービス

大手キャリアのGPSサービス

真っ先に思い浮かぶのは子ども向けの携帯電話でしょうか。例えば,NTTドコモには「イマドコサーチ」というサービスがあります。検索するのに1回ずつ料金が発生するそうで,リアルタイムで確認したい人には向かないサービスですね。また,auにも類似のサービスとして「安心ナビ」というものがあるようです。お知らせ機能があるので,auのほうが実用的ですね。

ただ,携帯電話やスマートフォンを持たせるのはまだ早いですので,こうしたサービスは選択肢に入りませんでした。絶対にボタンをいじってみたり,電話をかけてみたりしてしまうでしょうし。

みまもりタグ(ALSOK)

ホームセキュリティなどで有名なALSOKは,高齢者向けに「みまもりタグ」というサービスを提供しています。

受信機を靴に収納できるようにした専用履も販売されているのですが,当然ながら高齢者向けの靴です。ただ受信機自体は小型ですので,高齢者に特化されたサービスでなければ選択肢としてはかなり良さそうです。

GPS BoT

そして,子ども向けとしてサービス展開しているのが「GPS BoT」です。私が探していた今年の春の段階では類似するサービスは他にありませんでしたので,最終的に「GPS BoT」を使用することになりました。

残念ながら受信機はかなり大きい(50*50*19mm)ので,これをどうにかして靴に設置するというのは現実的ではありません。

GPS BoTを導入!

写真:GPS BoT

GPS BoTを購入

まずは本体を購入します。私が購入した今年の春の時点では公式サイトからのリンクもAmazonでしたが,現在は公式ショップ(アプリ内でない)もあるようです。因みにAmazonの場合,発送こそAmazonですが販売者はGPS BoTを提供している会社(Bsize)なので,量販店などには流通させず実質的に公式からの販売ルートしか用意していないのでしょうね。

なお,公式ショップでは送料が350円(本体の場合)かかるようです。

専用ケースを購入

当初は専用シリコンケースを購入するつもりでした。色はレモンミントラズベリーの3色があります。

ところが,GPS BoTのアプリ内のショップにレザーケースがあることを知りました。こちらはAmazonでは販売されていません。レザーケースは5色あり,Cobalt(ブルー系)が良かったのですが,Gold以外すべて売り切れでしたのでGoldを購入しました。Goldは大人の女性向けという感じの色ですね。なお,現在は全色豊富に在庫があります。もともとは限定販売のような扱いだったようです。

【追記】
Amazonで販売されるようになりました。
チャコールコバルトターコイズゴールドガーネット

写真:GPS BoT レザーケース

公式のレザーケースの価格は4,800円(税抜)に送料180円とそこそこしますので,例えば以下のようなApple AirPodsのケースを代用する人も多いようです。

GPS BoTを使用する

写真:GPS BoT

月額料金

GPS BoTを利用するに当たっては月額料金が必要となります。スマートフォンに専用アプリをインストールし,そちらから手続きします。月額480円(税抜)ですが,今ならNTTグループのクレジットカードを新規作成した上で,当該カードで月額料金を支払うと5年間100円引きになるキャンペーンを実施しているようです。

主な機能

主な機能は「現在地」「移動履歴」「行動範囲」「通知スポット」といったところでしょうか。

現在地

現在の位置を表示します。Androidアプリでは時刻が表示されていますが,動きがなければ表示されている時刻は何時間も前のものだったりします。因みに,手元の環境ではiPhone版のアプリでは時刻は表示されていないですね。

移動履歴

上記の現在地とタブで切り替えて表示します。こちらはiPhone・Androidともに時刻が表示されますが,現在地と同様に動きがなければ時刻は更新されません。本当に捕捉できているのかと多少不安になる要素ですね。

実際に移動している場合の移動履歴は,頻度優先(最短1~2分間隔)に設定していても,3分ごとに更新されています。3分の間に移動した地点を直線で結ぶので,実際に通った道が記録されるわけではありません。

過去の移動履歴も参照でき,本日も含め8日間まで記録されています。

行動範囲

行動範囲を自動学習し,普段の行動範囲から離れた時に通知する機能です。普段からデイサービスで移動範囲も広いので,この機能はオフにしています。

通知スポット

よく行く場所を通知スポットとして登録し,その範囲に入った時,あるいは出た時に通知してくれる機能です。私の場合は行動範囲ではなくこちらをメインに使用しています。自宅・小学校・各デイサービスを通知スポットとして登録しています。かなり便利な機能ですね。

画像:GPS BoT 通知スポットの設定

上記画像は秋葉原のヨドバシカメラを通知スポットに設定しようとしているところですが,この青い円に入ったり出たりすると通知されるという仕組みです。

GPS BoTの精度

使う環境によっても変わってくるかもしれませんが,GPSの精度はいまいちです。誤差の範囲と言えばそうかもしれないですが,主要なスマートフォンでの位置情報と比べるとかなり差があります。

例えば,私が自室にいる状態の場合,iPhone・Xperia・arrowsなどのスマートフォンではほぼ座っている位置を指していますが,GPS BoTは直線距離で45~55mほど離れた位置を指しています。

よって短距離の迷子,例えば,ショッピングモールやレジャー施設での迷子といった場面で具体的な位置の特定に使うのは難しいかもしれません。もちろん「近くにいる」「そのあたりにいる」ということは分かりますので,重点的に探す範囲を決めるのには役立ちます。

通知スポットは実際に測定される位置を確認して登録するほうが良い

前述の通り,GPS BoTでは通知スポットを設定できるのですが,購入後まずは私が病院へ行って試してみました。住所で病院を指定し,通知スポットとして設定しました。これで病院へ到着した時と離れた時に通知されます。念のため4台のスマートフォンで登録して確認することにしました。

しかし,残念ながら到着した時,離れた時ともに通知されることはありませんでした。実際に測定された位置は病院から直線距離で75mほど離れた場所で,病院を中心とした円のちょうど線上あたりでした。おそらくこの円の内側に入れば通知されるのだと思いますが,この時の実験ではダメでした。よって誤差がある場合,住所で登録するのではなく,実際に測定される位置を確認してそこを円の内側に入れるよう設定する必要があります。

現在登録している小学校やデイサービスなどの通知スポットも住所で登録せず,よく測定される位置を中心に範囲を設定するようにしています。

突然の長距離移動(ワープ)に驚く

とある雨の日の10時半頃だったでしょうか。息子は小学校にいる時間ですが,突然通知がありました。確認してみると小学校から直線距離で350m,道なりで650mくらいの位置を示しています。有名なラーメン店の前です。まさか雨の中,息子一人でランドセルを背負ってラーメンを食べに行くなんてことはあり得ないですので,衛星の捕捉状況による誤表示だと思いましたが,さすがに初めての時は驚きました。この後,10分くらいで元に戻ったのですが,10分以上そのままだと本当にここにいるんじゃないかと心配になるくらいの時間ですね。

8月下旬にはもっとすごい瞬間移動がありました。息子はお茶の水の大学病院で検査を受けていたのですが,3分で池袋駅前へ移動して3分でまたお茶の水に戻ってきました。以下はその時の画像です。

画像:GPS BoTでの瞬間移動

さすがにここまでの瞬間移動だと完全に誤表示だと分かりますが,前述のような数百メートル単位だとかなり悩みますね。すぐに戻ってくれれば安心しますが。

因みにこの時は脳波の検査をしていました。最近,息子は突然眠そうにしたりぼーっと意識が遠のくような状態になることがあるようなのです。そこで思い出したのですが,2~3歳の時に脳波の検査をした際に,「小学校に上がってから,てんかんの症状として眠そうにしたりぼーっとしたりするかもしれない」と言われたことがあるのです。そういうこともあって再度脳波の検査に行ってきたというわけです。結果はまだのようですね。

GPS BoTを導入してみて

前述のようにGPS BoTの精度はいまいちと書きましたが,あるのとないのとではやはり安心感が違います。瞬間移動もそれほど頻繁にあるわけではないですし,日常生活における位置や移動履歴を把握するのにはとても良いと思います。個人的にはぜひオススメしたいですね。もちろん他により良いサービスが出てくれば乗り換えることもあるでしょうけど。

移動履歴を見て分かったのですが,デイサービスへ行く時はかなり長時間車に乗っていることもあるようです。例えば,長い時は片道で40分という時もありました。あちこちにお迎えするので長時間になってしまうのでしょうね。息子は車酔いしないのでその点は本当に良かったと思います。私はまったく車がダメですので。

以上,子どもの見守りとしてGPSの導入を検討している方の参考になれば幸いです。