【研究】発達障害の早期診断に1歳半健診が有効 -自閉スペクトラム症が予測できることを示唆-

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室などの研究グループによれば,1歳半健診が発達障害の早期診断に有効であることを明らかにしたとのことです。

研究グループは,岡谷市および信濃医療福祉センターの協力を得て,2009年度から2011年度までの3年間に出生し同市で1歳半健診を受けた全幼児1,067名を対象に,発達障害の一種である自閉スペクトラム症の発生率とリスクファクターを調査しました。

就学年齢までに3.1%の子どもが自閉スペクトラム症と診断されましたが、その多くが1歳半健診で運動能力と社会的コミュニケーション能力の障害を指摘されていました。この結果は、日本のほぼ全ての子どもが受ける1歳半健診によって自閉スペクトラム症が予測できることを示唆します。

さらに,後に自閉スペクトラム症と診断された児において,1歳半の時点で,微細・粗大運動能力および社会的コミュニケーション能力の発達が遅れていることが示され,これらは自閉スペクトラム症を早期に予測する因子であると考えられるとのことです。

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