特別支援学校か特別支援学級か,といった小学校の準備については,「【小学校準備】特別支援学校の意外な落とし穴」の記事でざっと書きましたので詳細はそちらを参照頂くとして,結果的には主に地理的な問題で特別支援学校は非常に厳しいという考えに至りました。
小学校の進路が決定!
そんな中で先日,具体的に支援学校が妥当か,あるいは支援学級が妥当かの判定を行なってきました。区の施設で13時頃から息子だけ別の場所で判定を実施しました。具体的にどのようなことをやったのかは分かりませんが,1時間ほどで終了しました。判定の結果はその日の17時頃に電話で伝えられました。
結果は「特別支援学級」とのことでした。
これにはさすがにほっと一息といった感じでした。通う予定の支援学級には,支援学校の判定だったものの校長先生にお願いして通っている人がいるとのことで,仮に支援学校の判定だったとしても,強く希望すれば場合によっては通える可能性はあるようです。ただ,例えば判定が支援学級に限りなく近い支援学校なら良いですが,支援学校でないと厳しいという判定の場合,万が一支援学級に通えることになったとしても,想定されるレベルに乖離があるため息子のためにならないという可能性も大いに生じてくるところです。
一方で支援学校に通うことになった場合,「【小学校準備】特別支援学校の意外な落とし穴」でも書いたように,現在利用しているデイサービスがすべて使えなくなるなどのデメリットもあり,非常に悩ましいところでした。
よって,そうした悩みを一切抱えることなく,すっきりと「特別支援学級」の判定が出てくれたのはよかったと言えますでしょうか。
小学校へ進学するに際して,さらなる成長が望まれるのは集団行動の面です。例えば,先生1人と息子1人なら概ね指示に従って行動できるようなのですが,それが先生1人に対して大勢の子どもになると,自分が指示されているとは思わないようで,勝手に行動するようになる傾向があります。その部分をどう解決していくかが課題となりますが,なかなか自宅で訓練できる性質のものではないので,その都度言葉で理解してもらうようにするしかなさそうです。
このブログを開始したのは息子が2歳から3歳になるくらいの時期だったと思いますが,その頃を思い出してみると,将来的には特別支援学校という心持ちでした。しかしながら,保育園入園後は目を見張る成長を遂げ,5歳になるとひょっとしたら特別支援学級でも大丈夫なんじゃないかと感じるようになりました。保育園での3年間は息子にとって大きな成長の糧となりました。
そんなわけで,小学校の進路が決まったということで大きな山を越えました。今後のさらなる成長を期待したいです。
特別支援学級のデメリット
特別支援学級に行くことになったわけですが,デメリットにはどのようなものが考えられるでしょうか。
真っ先に思い付くのは,先生が必ずしも障害児教育の専門とは限らないという点です。本来は普通級を教える先生が担当することも少なくないようです。その場合,発達障害などの理解に乏しく,障害児への対応がひどいものとなってしまうこともあるようです。