「わかった!」けどわかってない?
5歳になった頃から「はい!」「は~い」「わかった!」など,とても元気よく返事ができるようになりました。
例えば,「これを食べたらお風呂に入るんだよ」と言えば「わかった」や「はい」と返答しますし,チョコやドーナツをあげるときも「ひとつだけだよ」と言えば「わかった」や「はい」と返事します。
ところが,その後すぐにお風呂に入りたくないとごねたり,あるいはチョコをもうひとつ欲しがったりすることが少なくありません。きちんと理解して,あるいは納得して「わかった」や「はい」と返答しているわけではなく,何となくそう返事しておけばよいという感覚なのかもしれません。
ただこれくらいのことは,ひょっとしたら5歳児であれば障害に関係なく,ある程度は見られる行動かもしれません。
何度言ってもわからないこと
一方でほとんど毎日注意していてもわかってくれないことがあります。それは,玄関で靴を脱ぐ,ということです。
タブレットPCを見ていて顔(眼)との距離が近いときに「近いよ」「もっと下げて」などと注意するのですが,それに対しては3歳頃から反応してぱっと下げるのですが,玄関で靴を脱ぐというのは何度注意しても覚えてくれません。
注意の内容自体は「近いよ」と大差ないと思いますので,理解できるはずなのですが,上の空というか耳に入っていないような印象を受けます。
「いただきます! 【その2】」で4歳になる直前から「ただいま」と言えるようになったことを書きましたが,現在は保育園などから帰宅すると,まず玄関の横にある私のいる部屋のドアを開けて元気に「ただいま」(場合によっては「おかえり」も自分で)と言います。その際,靴のまま廊下に上がってしまいます。
出かける際に靴を履く時も同様で,玄関と廊下を区別することなく,靴のまま廊下に立ったりします。もちろんその場で注意しますが,それでも気にせず靴で廊下を歩きます。
冒頭の写真の通り,段差はあるものの玄関と廊下は同じ材質(石)のため,靴で上がってもいいと思ってしまっているのか,あるいは帰宅時や外出時はちょっとした興奮状態にあるので,細かいことは耳に入らないのか,とにかく覚えてくれません。
因みに,保育園の玄関で靴を脱いで上履きに履き替えることはできるようです。