【研究】他人を記憶するための海馬の仕組み ~自閉症における社会性記憶障害のメカニズムの理解

本サイトの記事には広告が含まれます。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年最初の記事ですが,投稿し忘れていたものになります。
プレスリリースが出た直後(昨年10月)に書いたのですが,なぜか投稿せずに下書きのまま放置されていました。

理化学研究所脳科学総合研究センターの奥山輝大研究員と利根川進センター長らは,記憶などに関わる脳の器官「海馬」が,他の個体についての記憶「社会性記憶」を貯蔵する仕組みをマウスによる実験で解明しました。

記憶には「誰が、いつ、どこで、どうした」という情報があります。その中で“誰が”という情報が脳の中でどのように処理され、記憶されているのかという「社会性記憶」については、これまで詳しい神経メカニズムは明らかになっていませんでした。

臨床的に自閉症患者は社会性記憶の低下が認められ,今後,こうした研究が自閉症治療に活用されることが期待されています。

本題とはまったく関係ないのですが,利根川進氏の名前を何十年ぶりに見たような気がします。そこでふと小学校の同級生を思い出しました。彼は尊敬する人物を「利根川進先生」と書いていました。ちょうどノーベル賞を受賞した頃でしたね。中学は慶應に進んだように記憶していますが,その後どうしているかは分かりません。

「トピックス」の人気記事

この記事も読まれています!