【研究】自閉症関連因子ダブルコルチン様キナーゼは微小管結合蛋白質MAP7D1のリン酸化を介して脳神経ネットワークの構築を制御する

本サイトの記事には広告が含まれます。

東京大学大学院理学系研究科などによれば,ダブルコルチン様キナーゼ(DCLK)生理基質として微小管結合蛋白質MAP7D1を同定し,また,DCLKがMAP7D1のリン酸化を介してマウス大脳皮質ニューロンの脳神経回路形成を制御することを明らかにしたそうです。

ダブルコルチン様キナーゼは,脳神経系に強く発現するリン酸化酵素で,自閉症患者のゲノムワイド関連解析(GWAS)研究から,複数の異なるDCLK遺伝子変異が自閉症患者に発見されていたとのこと。

また、リン酸化型変異を導入したMAP7D1をDCLKノックアウトマウスの大脳皮質ニューロンに導入することにより、DCLKノックアウトマウスの回路形成異常を完全に回復させることに成功したことから、MAP7D1リン酸化が自閉症の創薬ターゲット候補となる可能性が示唆されました。

上記の通り,こちらの研究も自閉症の創薬ターゲット候補となる可能性が示唆されているそうです。

「トピックス」の人気記事

この記事も読まれています!