2017年3月に昨年公開されて大ブームとなった『シン・ゴジラ』のDVDが発売されました。
若い頃なら劇場へ足を運んでいたでしょうが,さすがに今は外出するのも億劫ですし,そもそも息子を連れて映画館というのはまだ難しそうですので,(私が観ようと思って)DVDの発売を待っていました。
TOHOシネマズで赤ちゃんも一緒に入れるイベントなんかがあったと思いますので,そういうところなら息子も大丈夫かもしれませんが,そもそも何歳までOKなんでしょうね。まだベビーカーを使用していますが,さすがに赤ちゃんという年齢ではないですし。
TOHOシネマズ以外にもこども向けのイベントなんかをどこかで見たような気がしますので,そのうち利用してみたいですね。この7月からカーズの最新作『カーズ/クロスロード』が公開されるようですので,カーズなら大好きですしちょうど良い機会かもしれません。
さて,『シン・ゴジラ』はどちらかと言えば大人向けの映画で,私も自分のために購入しました。論評などはたくさんあると思いますので,気になる方は検索してみてください。因みに,私は他のゴジラ作品はほとんど知りません。小さい頃に見た可能性はありますが,記憶にはないです。
監督はアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明氏です(『シン・ゴジラ』の作中でもエヴァンゲリオンの楽曲が使用されています)。ある理由から今はまったく見ないですし,今後も見ることはないと思うのですが,『新世紀エヴァンゲリオン』はとても思い入れのある作品のひとつです。私が詳しいのは1997年の劇場版までですが,アニメ誌などで論評や記事を書いたり,Mac版のアプリやスクリーンセイバーを作ったり,同人ゲームを開発したり,同人誌を作ったり,音楽をアレンジしたり,1995~1998年頃はそれはもうエヴァンゲリオン(とナデシコ)一色でした。劇場版のエンドロールのDNA螺旋に感動して,OpenGL(プログラミング言語のようなもの)を勉強して再現したりもしました。
庵野監督の関連作品で最初に触れたのは記憶にある限りではおそらくDAICON IVで,メジャー作品では『風の谷のナウシカ』(巨神兵のシーンなどを担当されていました)だったでしょうか。その後,1998年に公開された実写映画『ラブ&ポップ』で当時まだ若造だった私も少し仕事で関わる機会があり,大変感激したものです。『ラブ&ポップ』に出演し,当時声優などもされていた仲間由紀恵さんが後に大女優として活躍されるなんて,その時は夢にも思っていませんでした。
そんなわけで事前予約をしてDVDを購入したのですが,いろいろと忙しくて積んだままになっており,発売から3か月経ってようやく鑑賞の機会を得ました。その時,たまたま息子が部屋へ来たので,試しに戦闘機などが登場するシーン(タバ作戦)を見せてみたところ,かなり気にいったようで「もっかい」と何度も見たがりました。
そんなに気に入ったならと息子がいつも見ているテレビ(「投げる!投げる!投げる!」参照)でDVDを視聴できるようにしてあげたところ,止まらなくなってしまいました。最初は「タバ作戦」と「ヤシオリ作戦」,つまり自衛隊などがゴジラと戦闘するシーンのみをスキップして見せていたのですが,あまりに何度も見たがるので,最初から最後まで通しで再生するようになりました。ゴジラが最初に登場するシーンもかなり喜んでいました。
作中の大部分は官僚や政治家のやり取り(それを楽しむ映画なのですが)なので息子はもちろん意味が分からないですし,興味もないのですが,そういったシーンでも嫌がったりしませんでした(以前は面白くないシーンだと怒ったりしました)。タブレットPCで別の動画を視聴したり,おもちゃで遊びながらちらっちらっとDVDを確認し,ゴジラや自衛隊が登場するとDVDに集中する,といったように自分の行動をある程度コントロールできるようになりました。
そしてその後5日間,家にいる間はずっと『シン・ゴジラ』のDVDが再生されていました。別のDVDに変更しようとすると「きょうりゅう,きょうりゅう」と見たがるので,結局30回以上は再生したでしょうか。
正確にはゴジラは恐竜ではなく「怪獣」の部類だと思いますが,以前はあまり恐竜には興味を示していませんでした。せっかく恐竜に興味を持ったので,恐竜に関する書籍とDVDを別途購入してあげたのですが,長くなってしまいましたので別の記事で詳細を書きたいと思います。