6月5日のことです。
耳の上部耳輪から裏側にかけてかなり広範囲にわたって真っ黒(濃い紫)になっているのに気が付きました。
前日の夜にお風呂で頭を洗ってあげたときには確実に無かったですので,5日中に発生したということになります。
実はこれ以前にも耳や頭を指差して「いたい」と言うことがありました。外傷は特に見当たらないので,念のため耳鼻咽喉科で診察してもらったのですが,特に何もないとのことでした。ですので風邪や鼻炎の影響で頭痛や耳痛がしたりするのかもしれないと考えていました。
ところがこの黒くなった耳を見てひとつの可能性が思い浮かんだのです。
ひょっとしたら保育園やデイサービスで耳を引っ張られたり,頭を叩かれたりしているのではないか,ということです。これまで耳や頭を指差して「いたい」と言っていたのは,そのことを伝えようとしていたのかもしれません。
幼児のやわらかい耳なので少しの力でも内出血しやすいのでしょうが,試しに自分の耳を力一杯掴んで引っ張ってみてもこのような内出血はできませんでした。
翌日は保育園を休んで病院で診てもらうことにしました。一見して内出血のように見えますが,まったく別の病気の可能性もゼロではないですので,まず耳鼻咽喉科に行き,その後皮膚科を2件受診しました。
いずれも内出血との診断で,時間はかかるが徐々に消えていくとのことでひとまず安心しました。
もっともこの「安心」は未知の病気ではなかったということに対する安心で,発生原因については形状からしても引っ張られてこうなった可能性が高いですので安心はできません。皮膚科でも引っ張られたというのは大いに考えられるという話をされました。
このウェブログを開設したときの記事に
「危ない」「痛い」「汚い」といったことを理解してもらうのが当面の目標のひとつでしょうか。特に「痛い」については病気や怪我を伝える手段になりますのでとても重要です。今は激しく泣いていてもそれが何を意味しているのかがほとんど分かりません。あまりに泣き方がひどいと腹痛などを疑ったりもしますが,DVDをつけてあげるとぴたっと泣き止んで機嫌がよくなったりするので,とりあえず何か他のもので気を引いて判断しています。
のように書きましたが,こうした点については当時よりも大きく成長したと言えます。完璧に認識できているわけではないですが,多少なりとも「危ない」「痛い」「汚い」という感覚を持てるようになってきていますし,頭や耳を指差して「いたい」と伝えようとしているように,実生活でもその感覚を活かせる場面が見られるようになってきました(なお,怪我や虫刺されなど目に見える外傷についてはまた別の話題がありますので,後日記事にしたいと思います)。
しかしながら,やはり言葉で出来事を伝えることができないのは,息子本人にとっても親にとっても,とてももどかしい思いです。耳の内出血の件も,ある程度言葉でコミュニケイションが取れるなら「今日どこどこでだれだれに耳を引っ張られた」などと伝えられるでしょうし,そこまで伝えられるならいろいろと対処のしようもあるのですが,現状ではなかなか難しいです。
開設時の記事に倣って当面の目標を掲げるとしたら,「その日の出来事を断片的にでも伝えられるようになる」といった感じでしょうか。会話がほとんどできない現状ではまだまだ高いハードルですが,小学生になるまでには少しでも達成できることを願いたいです。
最後に内出血の件ですが,2週間後の6月18日には完治し,その後は出ていません。