はじめまして

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はじめまして。

このブログは知的障害をともなう自閉症と診断された息子の育児に関連する事柄をメモ的に記載していく予定ですが,たまにそれとは関係のない日常的な記事も含まれるかもしれません。

なお,以下の状況については本記事投稿時点である2015年11月(3歳前後)のものになります。

息子について

息子は2012年11月生まれで,度重なる人工授精と体外受精・顕微授精の末にようやく授かった子です。知的障害と自閉症の他には発達障害,睡眠障害などの診断も受けています。もっとも発達障害については知的障害や自閉症を含む広義の概念として捉えておりますが。

本記事投稿時点での状況は,IQ35(限りなく重度に近い中度。重度は20~34),運動能力は軽度,総合して中度(愛の手帳3度)の判定です。「愛の手帳」は知的障害者に交付される手帳で,東京都固有の呼称かもしれませんので,他県では異なるかもしれません。

「危険」という認識がまったくできないにもかかわらず,運動能力はそこそこあるので目が離せません。ただ健常の子に比べると体幹が弱いのかふらふらとすることも少なくありません。

「危ない」「痛い」「汚い」といったことを理解してもらうのが当面の目標のひとつでしょうか。特に「痛い」については病気や怪我を伝える手段になりますのでとても重要です。今は激しく泣いていてもそれが何を意味しているのかがほとんど分かりません。あまりに泣き方がひどいと腹痛などを疑ったりもしますが,DVDをつけてあげるとぴたっと泣き止んで機嫌がよくなったりするので,とりあえず何か他のもので気を引いて判断しています。

私(父親)について

本記事投稿時点で30代後半です。妻は年上なのでいわゆる高齢出産になります。どちらも不妊症ではないという診断(つまり正常)でしたが,5年以上に亘って体外受精や人工授精を行ないました。息子が生まれてからもほぼ毎月顕微授精を実施し,最終的に2017年2月まで続けました。そのあたりのいきさつは「全身麻酔で歯を治療しました!」でも触れています。

仕事は自由業で自宅で作業をしていますので,家族でお出かけする時以外は外出することはありません。

因みに,IQは小学5年生か6年生の時にテストを受けましたが大変驚かれるレベル(高い)で,どこから聞きつけたのか某進学塾(後にSAPIXに分裂したところ)がスカウトに来ました。無料だというので夏期講習に参加しましたが,結局は経済的な理由で公立中学校へ進学しました。

ただこのお試しで進学塾へ参加したのはとても良い経験になりました。というのも塾に通っている子達はまだ小学生にも拘らず『高校への数学』(通称:高数)を読んだり投稿したりしていたからです。

ご存知の方もいると思いますが,『高校への数学』は中学生でも相当に数学が得意な子や数学マニアが購読するような雑誌で,普通の公立小学校へ通っている私の周囲にはそんなものを読んでる人なんていませんでしたし,存在すら知りませんでした(中学進学後も読んでる人は見掛けませんでした)。世の中にはこういう人達もいるものだと関心した記憶があります。よって数学については同じクラスの子よりだいぶ知識が劣っていましたが,英語や国語については遜色ないかむしろ成績は良かったです。因みに,当時は小学校で英語の授業はありませんでしたが(今はあるんでしたっけ?),幼少の頃から父親に教わっていましたので,小学生の時点で高校入試・大学入試レベルにも十分に対応できたと思います。

なお,最終的に大学は中退してしまったので人類の役に立つような研究もしていないですし,官僚にでもなって日本の舵を取ることもないですし,ごくごく平凡な小市民です。

ただ,いわゆる「変わり者」の部類ですので,今の時代なら発達障害だと診断されるのかもしれません。中学,高校,大学とまともに通っていませんし,人と会うのも外へ出るのも億劫な性格です(20代前半まではむしろ外へ出たがるタイプでしたが)。高校生の頃はすでに出版や音楽の仕事をしていたので,学校はそっちのけでしたね。大学も長期間籍はありましたが,ほとんど行ったことはありません。

そういうわけで発達障害なのかもしれませんが,おそらく知的障害ではないため,何とか自分で仕事をして生活できるだけの力は獲得できたのだと思います。もちろん知的障害の人がそうしたことができないという意味ではありませんが,少なくとも知的障害かそうではないかで大きく人生(設計)も変わってくると考えています。

【追記】
知的障害かそうではないか,という話をもう少し深く,「乙武氏の騒動を知って感じたこと諸々」に書きました。


当初,息子は発達障害ではないかと思い療育に通うようになったのですが(このあたりの経緯は後日書きたいと思います),その際に臨床心理学に関する知識があれば今後役に立つかもしれないと感じましたので,時間が取れれば関連する書籍でも読んでみたいと考えています。

以上,簡単ですが自己紹介と息子の現状になります。なお,この記事は状況の変化に応じて適宜更新するかもしれません。

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