もう2か月が過ぎようとしていますが,4月末からの大型連休は大変な日が続きました。
保育園に入園して1か月が過ぎ,新しい生活にも慣れてきた頃かと感じていた矢先,とても心配なことが起きてしまいました。
確か4月26日だったと思いますが,朝起きて保育園へ行くまでは特に問題なかったのですが,保育園へ行ってしばらくしてから目を閉じたまま動かなくなってしまったようなのです。最初は眠いのかと思ったそうですが,明らかに様子がおかしいので連絡がきて早退することになりました。
確かに目を閉じたままで開けようとしません。眠っているわけでも,眠そうな様子でもありません。少し眼の周囲は赤みを帯びているような感じもしますし,何かしら眼や瞼に異常があるのかもしれないと考え,眼科へ行くことにしました。
最初に行った眼科での診断はハンドスリットで確認して「特に何もない」でした。少なくとも眼の周囲は明らかに腫れているように見えるのですが,こちらで何か言ったところでどうしようもないと感じました。「目薬も必要ないと思うけど,どうしても何か欲しいなら害の少ないものを出します」ということで「フロムフェナクNa点眼液 0.1%」を処方してもらいました。
さすがにそのまま放置するのも危ないと感じたので,すぐに別の眼科へ行くことに。そちらの眼科でも同じくハンドスリットで検査しましたが,すぐに何か異常を発見したのか,着色して再度念入りに細隙灯を当てていました。そして一言「これは痛いよ~皮がむけてる」でした。具体的な病名は言われませんでしたが,いわゆる角膜びらんなんでしょうか。角膜の上皮が剥がれている状態ですね。おそらく大人でも眼に違和感があって仕事や日常生活に支障をきたすと思います。病気も怪我も分からない息子にとっては,本当に何が何だか分からず,とにかく痛くて不快,そして怖くて不安という状況なんだと感じました。
こちらの眼科では「オゼックス点眼液0.3%」が処方され,これを1日3回程度点眼しつつ,改善されないようならまた診てもらうということになりました。最初の眼科が16時,後の眼科が18時と本当にギリギリでした。
帰宅してからも泣きわめくわけではなく,頑に目を閉じて動かない様子から,とにかく怖さや不安が大きようでした。その健気な姿に思わず涙が出てしまいました。
ひとまず気を紛らわすことが肝要だと感じたので,おもちゃでもおやつでもとにかく気を引くことにしました。体重が増えてしまうので普段はできる限り甘いおやつは控えるようにしていますが,少しでも気分が良くなるならとドーナツやチョコレートのお菓子を買い込みました。また,おもちゃも閉店間際に何とかスターウォーズとサンダーバードのトミカをいくつか買うことができました。どちらも泣き出してしまったときなどに小出しに見せていく感じです。
こうした方法が良いのか悪いのか分かりません。ただ少なくとも現状では他に術はないと感じています。特に今回は眼球の傷ですので,痛くて触ってしまったり,気になってこすったりすると悪化したり感染症の危険性もあります。なので可能な限り他のものに気を逸らせて眼は意識させないようにしたいと考えました。
怪我した当日はおやつやおもちゃに興味を示すものの,片目を数秒薄く開ける程度で,目を閉じたままおやつを食べたりおもちゃを握ったりしていました。移動も目を閉じたまましてしまうので,ソファから2回落ちてしまいました。
幸いそれほど深い傷ではなかったようで,5日くらいでかなり良くなってきたようでした。痒みなどがあるのか多少気にするそぶりはありますが,痛くて開かないということはなくなりました。ちょうど連休でしたので,デイサービスも休んでゆっくり治療することができました。
それにしても原因は何だったのでしょうか。自分で引っ掻いてしまったのか,あるいは保育園でけんかなどして怪我してしまったのか。結局分からずじまいでした。
病気や怪我の理解,薬を飲んだり塗ったりすることで治療できることの理解,そういったことはまだしばらくは難しそうだと感じた出来事でした。
…と,締めの文章を4月下旬の段階でこのように書いていたのですが,6月下旬の今は少なくともおむつかぶれや虫さされの痒みについて,塗り薬を使うと症状が改善されることを理解しているようにも思えます。
下書きのまま放置していると細部を忘れてしまったり,成長によって内容が変わってしまったりしてしまいますね。