【研究】他者を認識する社会記憶の神経メカニズムを解明~自閉症の病態解明・改善等へ期待~

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東京農業大学生命科学部バイオサイエンス学科の喜田聡教授らのグループによれば,マウスを用いて他者を認識する社会記憶を定着させる神経メカニズムを解明したそうです。

マウスの社会記憶は海馬、扁桃体、前頭前野及び帯状皮質の4つの脳領域に貯蔵されていること、特に、社会記憶の形成に伴い、海馬を要として扁桃体、前頭前野及び帯状皮質にまたがる記憶貯蔵回路が構築されて、この神経ネットワークに社会記憶が貯蔵されることが初めて明らかになりました。従って、記憶は脳内の一つの領域に貯蔵されるのではなく、複数あるいはそれ以上の脳領域からなるネットワークに貯蔵されること、すなわち、記憶貯蔵の実態が明らかとなりました。

「社会記憶は社会行動(社交性)を決定する素因となるため,「自閉症」の病態解明と社会行動の観点からの改善方法の開発に寄与することが期待され」るとのことです。

ところで東京農業大学のウェブサイトですが,レスポンシブデザインなのはいいですが,いわゆるデスクトップ(PC)向け(min-width:1000px;)だと「東京農業大学」の看板写真が画面の半分を占めてしまい,肝心のコンテンツ領域が狭くとても読みづらいです。あそこまで看板が主張しなくても,とは思います。珍しい作りのウェブサイトです。

写真:東京農業大学のウェブサイト

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