【研究】ホルモンを鼻スプレーで自閉症軽減 福井大チーム検証、結果に男女差

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記事の編集時点で大学からのプレスリリースらしきものは見付からなかったのですが,これは以前「【研究】自閉症者は対人距離を短く取る」で触れた東京大学などの研究グループが実施していたものと同一のようです。福井大のサイトから臨床試験の案内として東大病院へリンクが張られていました。

この結果、男性患者では投与量が多いほど「視線が合う」「共感が強まる」「会話量が増える」などの改善効果が大きく現れた。投与量が比較的少ない場合は、オキシトシンと結びつくタンパク質(受容体)の型を決める遺伝子の違いで効果の程度が異なった。

女性患者は、偽薬でも症状が軽減した例が複数あり、オキシトシンの効果がはっきりしなかったという。男女とも、試験期間やその後の投与を通じて、重い副作用はなかった。

去年あたりに男性の臨床試験参加者を募集していましたが,女性でも臨床試験を行なったようです。子宮収縮などが懸念されていましたが,今のところ重い副作用はなかったそうです。ただ女性はプラセボでも症状が改善された例があったそうで,オキシトシンそのものの効果はまだ分からないようです。

いずれにしても,こうした具体的な治療法や改善法がどんどん出てきて欲しいですね。

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