【研究】自閉症モデルマウスの脳機能異常の可視化に成功

神戸大学などの研究チームによれば,無麻酔マウスのfMRIを用いて自閉症モデルマウスの脳機能異常の可視化に成功したとのことです。これによりヒトの臨床データとの直接比較検討が可能になります。

全脳での脳機能計測を可能にする技法として、機能的MRI(functional MRI, fMRI)が挙げられます。しかし現在、マウスfMRIは主に麻酔下で行われています。麻酔はfMRIの信号源である神経活動に付随する脳局所血流変化(Neurovascular coupling)だけでなく、意識レベルも低下させるため、マウス麻酔下fMRIとヒト覚醒下fMRIでは比較が難しいと考えられています。

MRIの利点は,マウスからヒトまで同じ撮像法で身体などを傷つけることなく計測が可能なことです。無麻酔fMRIを用いることで,疾患モデルマウスの認知機能に関する領域の機能異常を計測することが可能になり,ヒトの臨床MRIデータと直接的に比較することが可能になったとのことです。